天空旅人冒険記2  第九話 冒険の終わり
あらすじ
ヘンリーをさらったオーガをおってリュカたちは城をでたのであった・・・
「・・・あれ? 見失っちゃった・・・」
リュカはゲレゲレがはいっていった洞窟の中にいた
「・・・ゲレゲレ どこかわかる?」
ゲレゲレはしずかに首をふった
「・・・そっか どこにいけばいいのかなぁ・・・」
リュカがあたりを見回していると部屋の中から足音がきこえてきた
「あ! だれかくる! どこかに隠れないと・・・」
リュカとゲレゲレはちかくにあった像のかげにかくれた
「ふわあぁぁ」
なかからでてきたのはオメガであった ・・・あくびをしている
「ん? なんだ リュカじゃないか こんなところでなにやってんだ?」
オメガは早歩きでリュカのところにきた
「オメガさん・・・なにしてるの?」
「ぎゃくに聞き返すか? ・・・子供をさがしてるんだよ」
「子供? ヘンリー君?」
オメガは驚きのまなざしでリュカをみた
「・・・なんだ? しってるのか?」
「うん ぼくらもヘンリー君をさがしにきたんだけど・・・
 お父さんとはぐれちゃって・・・どこにいったらいいのかな?」
「・・・ついてきな」
そういうとオメガは歩きだした
「あ! ちょっとまってよ! いくよ ゲレゲレ」
リュカとゲレゲレもそのあとをおってオメガがはいっていった部屋に入った・・・
「クッ・・・きりがない・・・ん? リュカ!」
「お父さん!」
オメガがはいっていった部屋のおくにパパスがいた
「どうしたの? ・・・魔物がたくさんいるね・・・」
「あぁ 倒しても倒してもきりがない・・・ところで・・・そこの人は?」
パパスはリュカのとなりにいる人をみてきいた
「え? オメガさんだよ」
「・・・なに?」
パパスはうたがいのまなざしでオメガをみた
「・・・なんだ? 人の顔をじろじろみるなよ」
「ん? あぁ・・・わるかった・・・」
オメガはパパスの言葉をきくまえに魔物のまえにいった
「お おい! あぶないぞ!」
しかしオメガは一匹の魔物を睨んで口をひらいた
「・・・キサマ オーガの手下か?」
「だったらどうしたというのだ? キサマには関係ないだろう」
魔物はとてつもなく低い声で答えた
「・・・オーガの手下なら・・・殺す・・・イオラ!」
オメガが唱えると数メートルさきで大爆発がおこった
「ぎゃぁぁぁぁぁ!」
魔物たちが悲鳴をあげてきえていった
「な なんと・・・これは・・・」
オメガは奥にある部屋に入っていった
「あ! まってよ!」
リュカもあとを走っていったがすぐにオメガがもどってきた
「あ・・・ヘンリー君・・・」
オメガの手にはヘンリーの手が握られていた
「大丈夫? ヘンリー君」
「・・・大丈夫だよ」
「・・・オイ きたぞ」
オメガが見ていた場所に魔物が一匹現れた となりにはオーガもいた
「ホホホ! その子供はわたしませんよ たいせつな奴隷なのですから!」
「だ だれだ お前は!」
パパスがさけんだ
「わたしの名はゲマ さぁ そこの子供二人わたしなさい!」
「だまれ」
オメガが低い声でいった いつもとちがいおぞましい殺気がオメガをつつんでいる
「オーガ やっとみつけたぜ 今日こそキサマの息の根をとめさせてもらう」
オメガはオーガを睨みつけた
「フン やれるものならやってみろ!」
オメガはオーガに斬りかかった
「・・・ではわたくしたちも話をつづけましょう
 そこの子供をわたしなさい!」
「わたせといわれてわたせるか! くらえ!」
パパスはゲマに斬りかかった
「・・・そうですか ならば・・・メラゾーマ!」
ゲマがはなった火球がパパスに直撃した
「ぐわあぁぁ!」
パパスはもがきながらきえていった
「お父さん! よくも・・・たぁ!」
リュカはゲマにきりかかった
「ホホホ むだですよ メラミ」
ゲマがはなった火球はリュカとヘンリーにあたってしまい二人は気絶した
「ガウ! ガァァァ!」
「ホホホ 元気がいいですねぇ メラミ」
「ギャウ!」
ゲレゲレもゲマに襲いかかったがゲマのはなった火球をくらってしまった
「ではかえりましょうかね オーガ いきますよ」
オーガはかげのなかにはいっていきゲマはみるみるうちにきえてしまった
「・・・チッ ・・・こいつはやせいにかえるとして
 パパスだな・・・墓でも作ってやるか・・・」
そう言ってオメガはパパスの剣をもってきえてしまったのであった・・・
                        第十話へつづく・・・

あとがき
どうも! 究極龍神です!
今回はいつもより微妙にすくない・・・まぁいいや(笑)
謝罪
前回(というよりいつも?)ゲレゲレを話にいれるのをわすれてしまいます
けっしてゲレゲレが嫌いなわけではありません
仲間の魔物は忘れやすくて・・・(汗) 申し訳ありません・・・
ご意見、ご感想などがあればメールで送ってきてください
ではまたあいましょう それではまた・・・