天空旅人冒険記2 第八話 異国の地
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あらすじ
雪の女王をたおしたリュカとゲレゲレはサンタローズにもどったのだった・・・ ・ ・ 「・・・あれ? ここどこだろう?」 リュカとゲレゲレは地下室にいた 「あ! 坊ちゃん!」 階段の上にサンチョがいた 「パパス様が坊ちゃんをさがしていましたよどこにもいないから 一人でラインハットにいくことにしたようで・・・」 「え!? いまお父さんはどこにいるの?」 「教会にいると思いますよ 急いだらまにあうかもしれません」 リュカは階段をかけのぼり教会にむかった 「いってらっしゃい! 坊ちゃん!」 階段の下からサンチョの声をききながらリュカは教会に走っていった・・・ 「ねぇ きみ」 リュカは教会のまえで一人の青年に声をかけられた 「え? ぼく? なに?」 「きみのもっているその・・・金色のオーブをみせてくれないかな」 「これ? いいよ」 リュカは青年にゴールドオーブをわたした 「きれいでしょ?」 「・・・あぁ きれいだね はい」 青年はそういってオーブをリュカにわたした 「いいかい どんなことがあってもぜったいに落ち込んだらだめだよ」 そういって青年はさっていった・・・ 「・・・? まぁいいや・・・」 リュカは教会に入っていった・・・ 「おぉ! リュカ!」 「あ! お父さん!」 リュカが教会に入ると目の前にパパスがいた 「さがしたぞ」 「ごめんなさい・・・」 「さぁ ラインハットにいくぞ いそがなければ・・・」 パパスは教会をでた 「あ! まってよ!」 リュカもそれにつづいて教会をでたのであった・・・ 「ねぇ どうしてラインハットにいくの?」 リュカはラインハットの行き道でたずねた 「ラインハットの王様によばれてな・・・」 「王様に? どうして?」 「理由はわからぬが・・・ついたぞ」 リュカとパパスはラインハットにはいっていった・・・ 「おぉ! パパス殿 まっておったぞ!」 リュカとパパスは王様のまえにいた 「それで頼みとはなんですか?」 パパスが王様にきいた 「うむ・・・ちょっとな・・・」 王様はリュカをみた 「・・・! リュカ ちょっとお城のなかを見学させてもらいなさい」 パパスは王様の目線に気づいたのかリュカにそう言った 「うむ! それがいい リュカ君 お城のなかを見学しなさい」 リュカは二人にいわれしぶしぶ階段をおりた 「見学・・・どこを見ればいいんだろう?」 リュカはあてもなく歩きだした 「おい! そこのやつ!」 リュカは声がした方向へふりむいた 「ん? みかけないやつだな?」 リュカをよんだのはあまり歳のかわらない男の子のようだ 「・・・だれ?」 リュカは男の子の服装をみながらきいた どうやら王子のようだ 「俺はヘンリー この国の王子だ! ちょっとこい!」 ヘンリーはスタスタと歩いていってしまった 「え? あ・・・まってよ!」 リュカもヘンリーのあとにつづいていった・・・ 「・・・あれ? どこ?」 リュカはヘンリーの部屋にいた 「・・・おかしいなぁ さっきまでいたのに・・・」 リュカはヘンリーにたのまれとなりの部屋の宝箱をしらべて もどってきたのだがすでにヘンリーはいなかったのだ 「・・・あれ? なにかある・・・」 リュカはいすからすこしみえているすきまをみた 「・・・なんだろう? 階段・・・かな?」 リュカはいすをどかし階段をおりていった 「あ! ヘンリー君!」 リュカがおりた場所のちかくにヘンリーがいた 「ん? なんだ もう見つけたのか つまらないな・・・」 ヘンリーがぼやいているとゲレゲレがきゅうにさわぎだした 「ど どうしたの? ゲレゲレ・・・」 リュカはゲレゲレが見ている場所を見た すると壁のかげから一人の男がゆっくりとあらわれた 「な なんだおまえは!」 ヘンリーが謎の男にむかってさけんだ 「・・・俺はオーガ 暗黒の破壊神・・・」 オーガはそう言ったあとヘンリーをつかみさらっていった 「うわぁぁぁ!」 「ヘンリー君! まてぇぇぇ」 リュカはおいかけたがオーガは壁のかげに入っていった 「リュカ! どうした?」 パパスがリュカのもとにかけつけた 「ヘンリー君が・・・オーガって人にさらわれちゃった・・・」 「なに!? それでそいつはどこにいった?」 リュカは壁のかげをゆびさした 「・・・かげの中に入っていったのか?」 リュカはこくりとうなずいた 「・・・するとやつが・・・」 「ガウ!」 ゲレゲレがきゅうにほえて走りだした 「ん? ・・・わかるんだな? ゲレゲレ・・・リュカ いくぞ!」 「うん!」 リュカとパパスはゲレゲレをおって城をでていった・・・ 第九話へつづく・・・ |
あとがき |