天空旅人冒険記2  第十九話 仲間との別れ、出会い

あらすじ
前話読んでくだされ(ォィ)
「さぁ食べてください!」
リュカたちは太后に化けていた魔物をたおした後
デールに泊まっていってほしいと言われリュカたちは
その言葉に甘えていた(長ったらしい説明だな by黒影)
「久しぶりだな〜 城の料理は・・・」
ヘンリーは料理を口に頬ばりながら言った
「うまいなぁ」
「うまいポ」
真てぃーだとポポロンは料理を口いっぱいにいれていた
「リュカさん 食べないのですか?」
突然隣から声をかけられたのでリュカは転倒しそうになった
「あ・・・えっと・・・お腹すいてないんだ」
リュカは微笑しながら上をむいた
天井についたシャンデリアがやけにまぶしい
リュカはふぅとため息をつくと席をはずした
次の日・・・
リュカは窓からさしこんでくる光で目をさました
リュカは短くため息をつくと起き上がり荷物をまとめはじめた
『・・・これ以上マリアを連れて行くわけには
 いかないな・・・』
リュカは荷物をしまいこみながらマリアをみた
まだぐっすりと眠っているようだ
リュカはポポロンと真てぃーだ、スラリンをおこした
「なんだ? もういくのか?」
真てぃーだはそう言うと荷物をまとめはじめた
「あぁ できるだけはやく行こう
 マリアはおこさなくていいよ」
10分後・・・
リュカたちは馬車に荷物をいれはじめた
ヘンリーとデールが見送りに来ている
「やっぱり来ないんだね?」
リュカはヘンリーにきいた
「・・・あぁ ここに残るよ 少し心配だしな」
「そっか・・・」
リュカの気持ちはすこし沈んだ
「よいしょ・・・リュカさん 全部いれたポ」
「え・・・あぁ ありがとう」
リュカはポポロンにそう言うとヘンリーの方をむいた
「・・・それじゃぁマリアをよろしく」
「あぁ ・・・元気でな! また来いよ!」
ヘンリーはわざと明るく言った
「・・・わかった また来るよ 必ず!」
そう言ってからリュカは馬車に乗り込んだ
そしてリュカは馬車を走らせた
一度もふりむかずスピードを出し続けて・・・
「もうラインハットが見えなくなったな・・・」
真てぃーだが馬車から顔をだして言った
「これからどうするポ? 一番近くの町は・・・」
「近くに港があるからそこで船に乗ろう」
リュカは道具袋から地図を取り出した
「ここからだと・・・だいたい半日だな」
真てぃーだがのぞきこんで言った
「まぁ船にでも乗らないと先には進めないか・・・ん?」
その時近くでものすごい殺気を三人は感じた
「な なんだポ?」
「人間がだす殺気の比じゃな・・・」
リュカの言葉はものすごい光と爆発音にかき消された
爆発は右斜め前方でおこったようだ
「ギャーーーーーー!」
爆発があったあたりから
人間のものとは思えない悲鳴がきこえてきた
「な なんだ?」
「言ってみよう!」
リュカは馬車の向きを変えて走らせた・・・
「・・・やっとくたばったか・・・」
爆発がおこった場所にマントをきこんだ男がいた
男はそばにある魔物の死体から何かを取り出した
「・・・誰か来る・・・」
男は振り返った
「馬のひづめ・・・馬車か・・・」
男はマントの中から剣を取り出した・・・
「あ! 見えてきたポ!」
リュカたちは大穴があるところにでた
「なんだろ? ・・・わっ!」
リュカは馬車のかげから現れた男に剣をおしあてられた
剣をもった男はリュカの顔をのぞきこんだ
「・・・ん? リュカじゃないか」
「え? あ・・・オメガさん!」
「さん付けするな 呼び捨てにしろ」
オメガは剣をマントの中にしまいこむと馬車から飛び降りた
「・・・なぜお前らがここに?」
オメガは先ほど死体から取り出した石を隠すようにしまった
「それ・・・何ですか?」
「先にこちらの質問に答えてもらおう」
どうやら答える気はないようだ
「爆発があったから来たんだよ!」
真てぃーだがイライラして言った
ポポロンも少しムッとしている
「それでこの爆発はなんですか?」
「・・・俺がした お前らには関係ない」
オメガもどうやら機嫌がわるいようだ
言葉一つ一つに少し殺気がこもっている
「それで・・・今の石は何ですか?」
リュカはそれでもきいた あの石が何なのか気になる
「・・・迷いの森でとれる龍石だ
 世界で最も強大な力をもつ石だ」
オメガはすこしためらいながら言った
「どうしてそんな物をもってるんですか? 精霊王だから?」
リュカがそう言うとオメガからとてつもない殺気をかんじた
「なぜお前がそれを知っている 場合によっては殺す」
オメガはそう言いながら剣を取り出した
「・・・ドルアーガからきいたんです」
「ドルアーガ? ・・・あの老いぼれ・・・
 よけいなことを・・・」
オメガは剣をしまった もう殺気は感じられない
「ビスタ港に新たな仲間がお前らを待っている
 ・・・さっさと行け」
オメガはそう言った後姿を消した
後には三人と一匹が乗った馬車と死体だけがのこされた
「・・・行こうか」
リュカは再び馬車の向きをかえて走らせた・・・
5時間後・・・
三人と一匹はビスタ港にたどりついた
「ここに誰かいるはずだけど・・・」
リュカはそう言って酒場に入った
(注 本当は酒場なんてありません)
「よっしゃーーー! 25連勝!」
急に男の声が聞こえてきた
「んじゃ約束の100Gたのむぜ♪」
男は笑いながらこちらを見た
「お? 客か?」
「あ・・・はい」
「どうだ? 俺と勝負しないか? 100G賭けてよ」
賭けと聞いてリュカはとまどった
「・・・勝負の方法は?」
「腕相撲」
リュカは悩んだ
『こんなところでお金をつかいたくない・・・』
「よし! 俺がやる!」
そう言って前にでたのは真てぃーだだ
「お 骨がありそうだな」
「その余裕も今のうちだ」
真てぃーだは袖をまくりあげながら席についた
「真てぃーださん・・・」
「大丈夫だ ところでお前・・・
 俺たちが勝ったら金はいらない
 そのかわり旅に同行してもらおう」
「おう いいぜ!」
二人は腕を机においた
「お前・・・名前は?」
「レッドアリーマーだ お前は?」
「真てぃーだだ」
そして二人のあつい戦いがはじまった・・・
               第19話へ戻る    第二十話へつづく・・・
あとがき
どうも! 究極龍神です!
レッドアリーマー様初登場!
次はもっとちゃんとだします
ちなみに『 』は心の声か幻獣の声です 覚えておいてください
それと黒影というのは俺宛に送られた感想のメールを
ウィルスじゃないかたしかめてくれる友達です
本文は読まれてないのでw たま〜に助言してもらってます
注にもあったようにビスタ港に酒場などありません
オリジナル解説(?)
龍石 俺の小説には必ずと言っていいほどよくでてくる謎の石です
   緑色の半透明です ・・・魔石のもとです(設定上)
ご意見、ご感想などがあればメールで送ってきてください
ではまたあいましょう それではまた・・・