第十八話 太古の精霊王

 
あらすじ
リュカたちは塔の上で二人組の男と戦っていた(前話参照)
「メラ!」
リュカがはなった火球は八宝菜をかすっただけであった
10分・・・それぐらい戦っていただろうか
ポポロンがなにやらブツブツいいはじめた
声はしだいに大きくなりやがてきこえるようになった
「よくも父さんを・・・よくも母さんを・・・
 許さない・・・許さない・・・」
リュカは耳をうたがった
『もしかして・・・この人たちが・・・』
不意にポポロンは顔をあげ大声で言った
「よくも僕の家族を! 許さないポ!」
真央と八宝菜は困惑しているようだ
「・・・! そうか あいつ・・・」
八宝菜はなにかを思いだしたようだ
「炎、氷、雷の精霊よ! ここに集いて敵を滅せ!
 ヴァリカルマンダ!」
ポポロンがそう唱えると氷づけの幻獣があらわれた
その幻獣の氷はみるみるうちにとけだしその強大な力を解放した
「おおぉぉぉ!」
ヴァリカルマンダはさけぶと炎や氷がまざった雷をはなった
その攻撃は真央や八宝菜にむかっていった
「・・・ぐ・・・」
「ぐあ・・・チッ!」
真央と八宝菜は直撃をくらいふらいついていた
リュカはヴァリカルマンダを見つめた
どことなく悲しそうなかんじがした
「ラーの鏡はくれてやる!」
不意に八宝菜が言って鏡をなげてよこした
「な・・・逃げるのかよ!?」
真央は相棒を睨みながら言った
「あいつは俺たちが数年前に襲った村にいたんだよ」
八宝菜はそう言ってあいている窓からとびだしていった
「・・・襲った村? ・・・!? なるほどな・・・」
そう言いながら真央も窓をとびだしていった
後にはリュカたちだけがのこされた
『リュカ・・・』
不意に頭に直接話しかけてくる声がした
顔をあげるとヴァリカルマンダがこっちをみていた
『我の声がきこえるな? 我が名はヴァリカルマンダ
 ポポロンはあの二人に復讐をしようとしている
 それがきっかけで悪にそまらないか我は心配でたまらない
 リュカよ そなたに3つの魔法をさずける
 どうか我が主 ポポロンをよろしく頼む!』
そう言うとヴァリカルマンダはフッときえた
直後リュカは魔法の詠唱を覚えることができた
「リュカ いくぞ!」
不意にラーの鏡を拾ったヘンリーが声をかけた
「・・・あぁ すぐにいくよ」
リュカはそう言ってヴァリカルマンダがいたところをみた
そこになにか石のようなものがあった
リュカは無意識にそれを拾って塔をおりていった
「あ やっときたポ」
ポポロンと真てぃーだは馬車をだす準備をおえていた
「それじゃぁいこう」
リュカたちは馬車にのりこみ走らせた
「あれ? リュカさん なにをもってるポ?」
リュカの手が何かを握りしめていることに気づいたポポロンがきいた
「え? あぁ さっきの塔でひろってきたんだ」
そう言うとリュカはポポロンにさっき拾った石を見せた
「・・・これ・・・すごいポ! 魔石だポ!」
「魔石?」
「魔石があればそれに宿っている幻獣を召喚できるポ
 ただ力をかしてもらうためには一度幻獣を召還して
 力を認めてもらわないといけないポ」
「一度召喚してみたらどうだ?」
ヘンリーが話にわりこんできた
真てぃーだもこちらをみている
「・・・そうだね どうやって召喚するんだい?」
「認めてもらってないうちは強く祈るといいポ」
リュカは馬車をとめて馬車からおりた
「・・・強く祈るってどんな風に?」
リュカは魔石をもちながらきいた
「えっと・・・とにかく祈るポ!」
とりあえずリュカは魔石を握りしめ強く念じてみた
すると魔石からまばゆい光があふれだし巨大な魔物が
リュカの目の前に現れた
『・・・我の眠りをさまたげる者はだれだ・・・
 我が名はドルアーガ 精霊王の一人』
(注 もろでパクってますw)
「精霊王!? 幻獣じゃないポ?」
ポポロンはなんとも意外そうにたずねた
『我ははるか昔に存在した精霊王
 今はべつの者が我のかわりに精霊王になっている
 名はたしか・・・オメガ・・・』
「オメガ!?」
リュカは驚きの表情でドルアーガを見た
『まさかこんなところで名前をきけるなんて・・・』
リュカはそう思いながら微笑するとドルアーガのほうを見た
『キサマが我の新たな主か・・・
 キサマにはオメガの力をかんじる
 ヴァリカルマンダの力も・・・
 キサマなら我の力を正しきことに使ってくれそうだ・・・
 我の力・・・自由に使うがよい』
そう言うとドルアーガは魔石の中へ戻っていった
「・・・精霊王が封じこめられた魔石か・・・」
「妙な物もあるポ」
真てぃーだとポポロンは微笑している
リュカは魔石をしばらく見つめてそして言った
「・・・よし! ラインハットに行こう!」
「おぉ! 兄上! よくぞ戻ってきてくれました!」
ラインハットにもどったリュカたちをデールは出むかえた
「・・・で どうなってるんだ?」
ヘンリーは目の前にいる二人の太后を見ながら言った
「・・・どうして二人もいるポ? どっちかは偽者かポ?」
ポポロンは見くらべながら言った
「それじゃぁ例の物を・・・」
リュカはそう言ってラーの鏡をだした
「・・・む! それは・・・」
一人の太后が驚き後ずさりした
リュカはその太后にラーの鏡をむけた
するとその太后の体がかわりはじめ魔物の姿が現れた
「チッ! ばれてしまっては仕方がない
 貴様たちを殺すとしよう」
そう言うと魔物はリュカたちに襲いかかってきた
「ヒャド!」
魔物はリュカたちにヒャドをはなった
「おっと」
リュカたちはそれをかわした
「あ! そうだポ! ドルアーガためしたらいいポ!」
ポポロンはそう言って魔物の攻撃をまたかわした
「・・・そうだね よし!」
そう言うとリュカは息をすって唱えはじめた
「闇よりきたれ! 太古の精霊王! ドルアーガ!」
リュカがそう唱えると目の前にドルアーガが現れた
『我が名はドルアーガ 太古の精霊王・・・』
ドルアーガはそう言って魔物にきりかかった
『滅多斬り!』
ドルアーガはもっている剣をふりまわし魔物に攻撃した
魔物はほとんどあとかたもなくこまぎれにされてしまった
『これでおわりだな では我はもどるとしよう・・・』
そう言ってドルアーガはきえてしまった
「・・・すごい・・・」
リュカは魔石を握りしめたちくしていたのであった・・・
                   第十九話へつづく・・・
あとがき
どうも! 究極龍神です!
ドルアーガ・・・書いてあるようにおもいっきりパクりました
一応テイルズから・・・今後もパクりまくろう(何)
もう一つの掲載してくれてたHPが閉鎖になるので
きがねなくパクれます(ォィ)
ちなみに精霊王というのは勝手にそう書きました
ただたんの魔物(?)だと俺の気に入ってる魔物(?)として
気にくわないし・・・(笑)
それ以外のオリジナルはありませんね
あ ちなみに詠唱は各自に考えていただきました
・・・ドルアーガの詠唱はやっぱり俺が考えたんだけど・・・
へったくそだな・・・(苦笑)
ご意見、ご感想などがあればメールで送ってきてください
ではまたあいましょう それではまた・・・