天空旅人冒険記2  第十五話 新たな仲間

あらすじ
サンタローズの洞窟でパパスの手紙をみつけたのであった・・・
「・・・さぁ いこうか!」


リュカは涙をぬぐうと二人に言った
「・・・あぁ・・・いこうか」
ヘンリーはすこしリュカの様子をうかがっているようだ
「よっと・・・あれ? フン!」
リュカは天空の剣を持ちあげようとしたがあまりにも重すぎて
持ちあげることができなかった
「なにやってんだよ・・・フン! ・・・あれ?」
ヘンリーも持ちあげようとしたがやはり持ちあげられなかった
「きいたことがあるポ たしか伝説の勇者じゃないと
 持ちあげられなかったような・・・」
「ヘンリー 二人で持ちあ
げよう」
「よし」
二人は天空の剣をよこにたおし両端をもって持ちあげた
「よし いこう」
三人は小部屋からでていった

「地獄の底より来たれ! 灼熱の巨人よ! イフリート!」
ポポロンが唱えると巨人が現れてあたりの魔物に岩石をぶつけた
「ふぅ・・・大丈夫ポ?」
ポポロンは天空の剣を持っている二人に言った
「あぁ・・・大丈夫だよ」
二人は汗だくで天空の剣を持っている腕もふるえていた
「・・・交代するポ?」
ポポロンは心配そうに言った
「いや・・・まだ大丈夫・・・あ! あぶない!」
リュカの声でポポロンがふりむくと魔物がとびかかる瞬間だった
「うわ・・・ク・・・地獄の・・・」
ポポロンはそれをかわして召喚獣を呼び出そうとしたが
魔物はそれを阻止しようとすぐにとびかかろうとした


「カイサード アルサード キ・スク・ハンセ・グロス・シルク
 灰燼と化せ 冥界の賢者 七つの鍵を持て 開け地獄の門  七鍵守護神!」


どこからともなく声が聞こえたと思うと魔物は轟音とともに極太の光線のようなものにつらぬかれ洞くつに穴をあけてきえていった
「大丈夫か?」
洞窟のおくから一人の男が現れた
「あ ありがとうございますポ」
ポポロンは見知らぬ男に礼を言った
「あの・・・はじめまして・・・どなたですか?」
リュカは見知らぬ男のみなりを見ながら言った
「ん? 俺は真てぃーだだ お前らは?」
「僕はリュカ
 そっちがヘンリーでそこにいるのがポポロンです」
「よろしく」
「よろしくポ」
「ところでお前らはなぜこんなところに?」
真てぃーだは全員の顔を見てから言った
「僕たちは旅をしてるんです この村に立ちよったので
 僕の父さんが入っていたこの洞窟に・・・」
「なんのために旅を?」
真てぃーだの言葉にリュカはすこし悩んだがやがて言った
「はじめはこれといった目的はありませんでしたが
 今は母さんに会うために・・・
 ヘンリーは城にもどるために・・・」
「城? 王なのか?」
「王になる予定だったってとこかな」
ヘンリーはすこし顔をくもらせて言った
「・・・じゃぁ俺も同行させてもらおうか」
「え!?」
「俺もあてのない旅の途中だったからな
 すこしはなにか目的があったほうがおもしろい いこうぜ」
そう言うと真てぃーだは歩きだした
リュカたちもそれをおって歩きだした

「よいしょっと・・・ふぅ つかれたぁ」
リュカとヘンリーは馬車に天空の剣をつんでいた
「なんなんだ? この剣 かなりおもたいが・・・」
真てぃーだは天空の剣を見ながら言った
「それは天空の剣といって伝説の勇者だけが使える剣なんです」
リュカは馬車にのりながら言った
「伝説の勇者・・・あぁ 天空の勇者のことか」
「!? 知っているのですか!?」
「いや 存在を知ってるだけだ 詳しいことはしらん」
真てぃーだ3はすわりながら言った
「そうですか・・・」
「なぁ リュカ」
「!!! イタ!」
唐突にヘンリーが声をかけてきたので
リュカは驚いて頭を強くやねにうってしまった
「イタタタタ・・・なんだい?」
ヘンリーは笑いをこらえているようで口を手でおおっている
よく見ると二人と一匹も笑いをこらえているようだ
「いや・・・あのな・・・クク・・・
 ラインハット城にいってもいいかって・・・ククク」
「え? べつにいいけど・・・
リュカは顔をしかめながら言った
「よし! きまりだ! 早速いこうぜ!」
リュカは馬車をラインハットにむけて走らせた

「まて!」
リュカたちはラインハットの門のまえにいた
そこで呼び止められたのだ
「キサマら いったい何者だ! なにしにきた!」
兵士はつづけた
「よぉ 元気だったか? カエルぎらいはなおったか?」
ヘンリーが馬車から顔をだして言った
「!! まさかあなたは・・・!?」
兵士は驚きの顔色でヘンリーを見た
「久しぶりだなぁ 俺だよ ヘンリーだよ」
ヘンリーがそう言うと兵士は目を見開きそして言った
「・・・おなつかしい・・・お久しぶりでございます」
そう言って兵士は頭をさげたのであった・・・
                   第十六話へつづく・・・

 


あとがき
どうも! 究極龍神です!
またまた中途半端なところでおわってしまいました
できるだけ100行までにしたいもので・・・
10行ほどのびてしまいましたが・・・
わかると思いますが真てぃーだは真てぃーだ3様です
・・・やっとだせました(苦笑)
次は真央様と八宝菜様をだしましょうか・・・
ご意見、ご感想などがあればメールで送ってきてください