天空旅人冒険記2  第十四話 伝説の剣

 

あらすじ
リュカたち三人はサンタローズの村へきていたのであった・・・

「そうかそうか・・・生きていたのか・・・」
神父はおなじ言葉をくりかえした
「あの・・・だからどういうことですか?」
「・・・数年前 ラインハットの兵士がやってきて
 パパスさんが王子をさらったと言ったのだ」
「・・・それで?」
リュカは顔をしかめてきいた
「パパスさんがいないとわかると・・・ かくまったのだろうと言って村を破壊していったんだ・・・」
リュカはヘンリーの顔を見てみた
ヘンリーはきょうがくの顔色をうかべていた
「それでこの村の者はすこしだけパパスさんを恨んでいる
 だがリュカが説明すればわかってくれるだろう・・・」
リュカは神父に一通りのことを話して教会を後にした
「これからどうするポ?」
ポポロンがリュカの顔を見ながらきいた
「・・・とりあえず数年前父さんが入った洞窟にいってみるよ」
「だけどこの前ビアンカとかいうやつと
 入ったっていわなかったか?」
「父さんは船にのって洞窟の中に入っていったんだ
 多分船でないといけない場所になにかあるんだろう」
「なるほどね・・・」
そんな会話をしながらリュカたちは船をかりて
洞窟の中に入っていった

「スラリンはつれてこなくてよかったのか?」
ヘンリーはたまに襲ってくる魔物をたおしながらリュカにきいた
「うん つれてきたら村の人がいろいろうるさいだろうし」
「あ! 階段があったポ!」
三人は階段をおりて洞窟のおくへとすすんでいった

「こんなところがあったんだ・・・」
リュカは洞窟の一番奥にあった小さな部屋らしきものの中にいた
「ん? あそこになにかあるぞ」
ヘンリーは部屋の奥を見て言った
リュカたちは近づいて見てみた どうやら剣のようだ
「・・・これ・・・きいたことがある」
リュカは剣を眺めながら言った
「勇者だけが使える伝説の剣だ・・・」
「どうしてそんなものがここにあるんだ?」
リュカはしずかに首をふった
「ここに手紙があるポ!」
ポポロンが拾い上げたのはたしかに手紙のようだ
「・・・リュカさんあてだポ」
ポポロンはリュカに手紙をわたしながら言った
「・・・父さんからだ なんだろう・・・」
リュカは手紙をひろげて読みはじめた
『リュカよ お前がこれを読んでいるということは
 なんらかの理由で私はすでにお前のそばにいないのだろう
 すでに知っているかもしれんが私は邪悪な者にさらわれた
 妻マーサを助けるため旅をしている
 私の妻お前の母にはとても不思議な力があった
 私にはよくわからぬがその能力は魔界に通じるものらしい
 多分妻はその能力ゆえに魔界に連れ去られたのであろう
 リュカよ! 伝説の勇者をさがすのだ!
 私の調べた限り魔界に入り邪悪な者から妻を取り戻せるのは
 天空の武防具を身につけた勇者だけなのだ
 私は世界中を旅して天空の剣をみつけることができた
 しかしいまだ伝説の勇者はみつからぬ・・・
 リュカよ! 残りの防具をさがしだし勇者をみつけ
 我が妻マーサを助け出すのだ! 頼んだぞ! リュカ!』
リュカは手紙を読み終えると涙がとまらなかった
「父さん・・・母さん・・・」
リュカはそうつぶやくと涙をぬぐったのであった・・・
                   第十五話へつづく・・・

あとがき
どうも! 究極龍神です!
手紙はできるかぎりゲームとちかづけました
それゆえに・・・長くなりました(汗)
予定していた真てぃーだ3様をだすことができなかった・・・
申し訳ございません 次こそは必ずだします!
・・・いや 多分・・・(汗)
あらすじはいつもてきとうなので気にしないでください
「ならかくな!」とも言わないでください(笑)
それにしてもまた中途半端なところでおわったなぁ(苦笑)
ご意見、ご感想などがあればメールで送ってきてください
ではまたあいましょう それではまた・・