天空旅人冒険記2 第十二話 殺し屋のシャドウ
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あらすじ
リュカとヘンリーはポポロンをおって街をでたのであった・・・ ・ ・ 「あ やっときたポ」 「お お前はやいなぁ」 ヘンリーは息をつきながら言った 「足には自信があるポ」 そう話しているうちにスライムナイトが現れた 「あ でてきたポ てをださないでほしいポ」 「え? ・・・べつにいいけど・・・大丈夫かい?」 「まかせるポ」 そう言ってポポロンはなにかを唱えはじめた 「イフリート!」 ポポロンがさけぶと目の前から巨人のようなものがあらわれ、 巨人はしたの岩を持ち上げたかと思うとそれと ともに炎を浮きかけながら空をとびスライムナイトたちに炎をまとった岩をたたきつけた! 「グワァァァ!」 スライムナイトたちは悲鳴をあげてきえていった 「す すげぇ・・・」 「それにしても・・・すこしひどくないかい?」 リュカは消えていく魔物たちを見ながら言った 「たしかにひどいけど・・・幻獣はかげんがきかないポ・・・」 ポポロンは微笑して言った 「それならしかたがないか・・・」 「これならつれていっても大丈夫じゃないのか?」 ヘンリーが突然話を戻した 「そうだなぁ・・・これなら大丈夫そうだけど・・・」 「なら一緒に行ってもいいポ?」 リュカはすこし考えそして・・・ 「わかった いいよ 一緒に行こうか」 とたんにポポロンの顔が笑顔になった 「リュカさんたちに紹介したいところがあるポ!」 ポポロンは当然思い出したようにそう言ってオラクルベリーに戻っていった リュカたちもその後をおってオラクルベリーに戻っていった 「紹介したいところってここかい?」 リュカとヘンリーはポポロンに案内されて 今にもくずれそうな家のまえにきていた 「ここ酒場ポ リュカさんたちをさがしている人がいるポ」 「僕たちを? ・・・もしかして・・・」 リュカたちは酒場に入っていった とたんに部屋中に強烈な殺気がみちた リュカとヘンリーは思わず唾を飲み込んだがポポロンは平気なようだ 「・・・どうしてここにつれてきたんだい?」 リュカはあたりを見回しながら言った どの人もリュカたちを睨んでいた 「リュカさんたちに会いたいっていう人がいるポ」 ポポロンはだれかをさがしながら言った 「あ! いたポ! こっちだポ!」 ポポロンはカウンターにすわっている男のもとに行った 「・・・おまえか・・・」 黒い服をきた男はすこし低い声で言った 「みつけたのか?」 男はポポロンを見ずに言った 「みつけてきたポ そこにいるポ」 ポポロンは近づいてくるリュカたちを見て言った 「・・・? あなたはだれですか?」 リュカは男の顔を見てたずねた 「オイ! そいつとかかわるな!」 どこぞの男が急にさけんだのでリュカは驚いた 「気にするな 俺はシャドウ 殺し屋だ」 リュカはどこぞの男がさけんだ時よりも驚きシャドウの顔をまじまじと見た 「お前にわたしたい物がある」 シャドウは気にせずにつづけた 「二日前オメガにわたしてくれとたのまれた物なんだが・・・」 「オメガさんに!? 生きてるんですか!?」 リュカは驚き声をあげたがシャドウもその反応に驚いているようだ 「生きてるのかって・・・生きてるにきまってるだろ」 シャドウは立ち上がり店員に金を払った 店員はおそるおそる受け取るとすぐに走ってその場をはなれた 「ついてきな」 シャドウはそう言うと酒場をでていった リュカたちもシャドウの後をおって酒場をでていった 「これは・・・?」 リュカたちは大きめの馬車のまえにいた 「オメガから預かった物だ お前らにくれてやるってよ」 リュカは馬をなでてみた 馬は気持ちよさそうにリュカをなめた 「それじゃぁ俺は行かせてもらう オメガにたのまれた仕事もおわったからな」 そう言うとシャドウは酒場に戻っていった 「あ! まって・・・」 リュカも酒場に戻ったがそこにはもうシャドウはいなかった 「リュカ 出発しようぜ」 ヘンリーの声が聞こえたのでリュカは馬車のあるところに戻った 「それにしても立派な馬車だポ」 ポポロンが馬車を見ながら言った 「それじゃぁ使わせてもらおう 出発だ!」 リュカたちは馬車に乗りオラクルベリーを出発した 「次はどこにいくんだ?」 ヘンリーが言った 「そうだなぁ・・・サンタローズに行くよ なにかあるかもしれないし・・・」 リュカは馬車を走らせながら答えた こうしてリュカたちはサンタローズへとむかうのであった・・・ 第十三話へつづく・・・ あとがき |