リュカとパパスがラインハットにむかって
3年後のある日・・・
「え? 引っ越し?」
ビアンカは父親の思いがけない言葉に驚いていた
「あぁ 静かなところでひっそりとくらそうと思ってな」
「でも・・・」
「わかっている リュカをまっているんだろう?」
「・・・・・」
父親は笑いながらつづけた
「なんだかんだいってお前リュカのことが
好きなんじゃないのか?」
「そ そんなことない!」
ビアンカは怒鳴った
「そんなことないけど・・・」
ビアンカはふと考えた
『いままでたまにリュカのことが気になることがあったけど
・・・それが好きだったということは・・・』
ビアンカはとまどった
「まっていてあげるからサンタローズに行ってくるといい
もしかするとまだあの村にいるかもしれないぞ?」
父親は言った まるで行って来いとでもいうふうに・・・
「じゃぁ・・・行ってくる」
ビアンカはそう言うと家をでた
「ちょっとおまち!」
家の中から母親がでてきて呼び止められた
「一人で行くきかい?」
母親は言った 手になにかをもっているようだ
「うん・・・ダメ?」
「じゃぁせめてこれをもっておいき」
そう言うと母親はビアンカに薬草をもたせた
「まだ外は魔物がいるんだ 気をつけていきな」
「うん! いってきます!」
そう言ってビアンカはアルカパをでた
「おぉ こいつはいい ちょうど腹がへっていたところなんだ」
草原を歩いているビアンカをちょうど空を飛んでいた
魔物がみつけてしまった
「・・・腹ごしらえでもしていくか」
「あ! 見えてきた!」
ビアンカはサンタローズが見えるところまできていた
「あまり魔物でてこなかったけど・・・まぁいいわ」
そうつぶやいた後ふと空を見上げるとなにかが舞い降りてきた
「!! ・・・ヘビコウモリ・・・」
「フン 俺様をしっているのか」
「どうしてこんなところに・・・」
ビアンカはとまどった
『たしかサラボナ周辺にいるはずなのに・・・』
「さてと・・・うまそうだなぁ」
ヘビコウモリはよだれをたらしながら言った
「え?」
「もうがまんできん わるいが食べさせてもらうぞ」
ヘビコウモリはビアンカに襲いかかった!
ビアンカは間一髪でかわし呪文を唱えはじめた
「メラミ!」
ビアンカの手からすこし大きめの火球がはなたれた
「ほほう メラミをつかえるのか・・・ならばこちらも・・・」
そう言うとヘビコウモリも呪文を唱えはじめた
「メラミ!」
ヘビコウモリのメラミはビアンカの火球をかきけした!
「あう!」
ヘビコウモリの火球はビアンカをかすった
「フン さてと・・・食わせてもらおうか」
ビアンカはうずくまりながら呪文を唱えた
「さぁてと いただき・・・」
「メラミ!」
ビアンカがはなった火球を
ヘビコウモリはもろにくらってしまった
「ウグ・・・くそ!」
ヘビコウモリは空高く舞いあがり逃げていった
ビアンカは薬草をぬりつけ再びサンタローズにむかった
「おぉ こんなところまでなにしにきました?」
ビアンカをでむかえたのはサンチョだった
「ケガしてますね どれ てあてを・・・」
「あの・・・リュカは?」
ビアンカがきくとサンチョは一瞬だが
わずかばかり顔をくもらせた
「パパス様とぼっちゃんは3年ほどまえに
ラインハットにむかって以来それっきりです」
「え? それっきりって・・・」
「あの後どうしているのかわたしも知りたいのですよ」
ビアンカはそれをきいた後小さく「さよなら」と言って
サンタローズをでていった
「・・・ただいま・・・」
ビアンカはアルカパの自分の家にはいった
「おかえり・・・どうしたんだ!? ケガしてるじゃないか!」
父親は驚いたようだがビアンカは自分の部屋にはいっていった
「はぁ・・・」
ビアンカはベッドに倒れこむとため息をついた
火球でうけたキズがまだいたむ
『・・・もうあえないのかな・・・』
ビアンカは思った
『いつか・・・きっと・・・あえるかな』
そう考えながらビアンカは目をとじた
これからさきおこることもしらないで眠ったのであった・・・
終わり
あとがき
どうも! 究極龍神です!
ホントオリジナルってむずかしい・・・
薬草ってキズにぬるものなのか?
ビアンカに自分の部屋なんかあったのか?
なんて疑問はほっときましょう(ォィ)
どうも女性キャラのセリフはかきにくい・・・
女言葉ってわかりづらい・・・(笑)
まぁリュカの幼少も書いたんだしビアンカも書かないとねぇ
ちなみにヘビコウモリはメラミは多分使えません
ご意見、ご感想などがあればメールで送ってきてください
ではまたあいましょう それではまた・・・
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